ICソケットをはんだ付けしてみる
2022年3月15日

検査治具が使えない場合の対応方法とは

スマートフォンやパソコン、デジタルカメラやゲーム機など人々の日常生活を支える電子機器には集積回路や大規模集積回路が使われています。電子機器に使用する増幅回路や論理回路は構成が決まっており、最初からパッケージングされている集積回路などを使うと効率的に製品開発を行えます。集積回路はIntegratedCircuitを省略してICと呼ばれており、大規模集積回路はLargeScaleIntegrationを省略してLSIと呼ばれます。ICやLSIを抜き差しするために使われる部品がICソケットで、各種パッケージとピン配列に対応したものが存在します。

基板にICやLSIを直接的にハンダ付けすると、性能を試して交換や変更を簡単に行うことができません。電子機器の性能をテストするために広く使われているのが検査治具やICソケットです。ソケットを基板にハンダ付けすれば、個々のICやLSIをハンダ付けする必要がなくなります。交換や変更を容易に行うことができるので、製品開発の効率が大幅に向上します。

カスタムされた製品の性能をテストしたい場合には、既存の検査治具が使用できないことがあります。検査治具が使用できない場合でも、デバイスの形状に合ったオリジナルのソケットを製作すれば対応可能です。簡易的な評価治具が欲しい場合や、汎用型では対応できない場合にもオリジナルなソケットを製作するとよいでしょう。検査治具やICソケットを専門的に扱っている会社に相談すれば、小ロットでもリーズナブルな価格で製作してもらえます。

デバイス形状や使用環境に合った検査治具やICソケットを使うことで、効率的な製品開発が可能になります。

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