昭和50年代ごろまでは、日本人にとって禁煙といった意識はあまり根付いてはいませんでした。ハリウッド映画やドラマの影響で、煙草を吸うことは大人のたしなみとした見方が根強かったわけなんです。タバコをくわえたり、吸う仕草が格好良く、大人たるものタバコぐらいはたしなもうという意識のもと多くの若者が20歳になると好奇心から喫煙を始めることが多かったのです。さらに副流煙、受動喫煙の弊害などの知識も乏しく、健康よりも不健康な方が格好が良いという時代の流れやトレンドがあったため、駅や公共機関、喫茶店やレストランなどどんなところでも煙草を好きなように据える時代でもありました。
当然のことのように車の中でも喫煙が楽しめ、車にはカスタムソケットがあらかじめ搭載され、煙草に火をつけることも簡単にできたのです。現代では空前の健康ブームと禁煙が当たり前の時代になっていて、車にもカスタムソケットは搭載されていません。そこでカスタムソケットの発火装置を自分でつけなければいけなくなっているんです。カスタムソケットの装備は、簡単な電気系統の知識があればだれでも搭載できるようになってます。
カスタムソケット自体は、ネット通販で数千円前後で購入できるので、それを購入してつけるとよいでしょう。最近では煙草の発火の為ではなく、スマートフォンや携帯電話の充電のためのバッテリーとして、これらを装着することの方が多くなっているのです。