ICソケットをはんだ付けしてみる
2022年1月21日

オリジナルソケットの検査治具に関する基本

オリジナルソケットの検査治具というのは、デバイスの付け外しができるソケットタイプの、文字通り検査を行うことを目的とした治具です。実際に目にしたり使ったことがないとイメージするのは難しいですが、パソコンの自作を知っている人ならCPUの取り付け機構といえば通じるはずです。オリジナルソケットは、既存のソケットにはないまさに、デバイスに合うオリジナルを必要とする時に重要になるものです。言い換えるならオーダーメイドですから、オリジナルソケットの検査治具はオーダーを受けて制作が行われ、検査の現場で使用されることになります。

オーダーと一口に言っても完全に1から設計するフルオーダーと、既存のソケットに手を加えるセミオーダーに分けられます。フルオーダーのオリジナルソケットは、検査治具にこだわりたい場合に向いていますが、コストや納期が掛かるのが難点です。セミオーダーだと設計の手間が省略できるので、コストを抑えつつ納期も短くすることができます。勿論、オーダーのメリットや良いところは残りますし、熱源に合わせて設計したり高周波対策も可能となっています。

検査治具はそれ自体が検査結果に影響しないように注意することが不可欠なので、既存のソケットで対応できないならオリジナルソケットが有力な選択肢となります。また検査治具の使い勝手が検査の精度、効率にも影響しますから、オーダーを検討するなら実績のある信頼できる企業に相談したり、妥協なく希望のソケットを作ってもらうことが大切です。

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