ICソケットをはんだ付けしてみる
2021年12月24日

光通信などで使われているTOSAの特徴とは

インターネットの普及とブロードバンド化によってコア・メトロ系からアクセス系まで、ネットワークの高速化や波長多重による大容量化が進んでいます。信号の送受信に使用される部品について低価格化を求める市場の要求に対応するため、様々なタイプの光通信システムが存在します。光通信システムでは電気信号から光信号に変換する部分と、光信号から電気信号に変換する部分をモジュール化したものがあります。前者は光送信モジュール、後者は光受信モジュールと呼ばれています。

これらの部品はかつて個別的に組み込まれていましたが、一体化した光トランシーバが採用されるようになりました。光トランシーバは電気信号と光信号を変換する機能を備えており小型で低コストです。基本的に光送信モジュールでは主な発光デバイスとして半導体レーザが使われています。光受信モジュールで使用される受光デバイスは、PIN-PhotoDiodeやAvalanchePhotoDiodeです。

送信モジュールにはCAN型や同軸型、バタフライ型やTOSA型が存在します。CAN形はIC用パッケージとして開発されたもので、パッケージに光の取り出し窓が付いています。同軸型はCAN型を基本としてピグテールファイバを取り付けた同軸形状の光モジュールです。バタフライ型は電極端子がモジュールのフレーム両端にあり、高性能で信頼性が高いのが特徴です。

TOSA型は光ファイバではなく光コネクタをインターフェースにしている点に特徴があり、レンズ付きの半導体レーザが組み合わせてあります。光トランシーバはCAN型や同軸型、バタフライ型やTOSA型の送信モジュールを使い効率的な通信を行うことができます。

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