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2021年11月3日

赤外線で行う非破壊検査とはどんなものか

非破壊検査というのは現存する建物や構造物の形状はそのままで、可視光線や超音波診断などを用いてその内部の状態を調べることを言います。特に赤外線を使用した非破壊検査は建物の内部を調べるのにとても役立つ検査方法なので、多くの建物検査で利用されています。構造物というのは表面は加工が施されているので何ともなくても、その内部ではひび割れが起きていたり鉄筋が腐食して耐久性が弱くなってもわかりにくくなっています。赤外線というのは照射すると物体に熱を発生する効果を持っていて、その熱の具合が正常な建物とその内部で亀裂や欠損などが起きていて通常とは異なった状態になり、その変わった部分の温度が変化するのでそれによって内部の異常を感知できるということです。

建物に使われている材料によっては熱を発生しないものもありますが、その場合は赤外線でも冷却する効果を使って調べられるので問題はありません。しかしそのような事例は少なく、そのほとんどが熱を発生させてその変化で調査するようになっています。非破壊検査では高層建築物も検査対象になるため、ここでも赤外線であれば長距離の放射が可能なので、足場を組む必要が全くないのもメリットになっています。しかも高感度望遠レンズカメラを使ってそのデータをCADの装置に取り入れれば建物の図面を作成はしながら悪い箇所が探し出せるので、補修をする際にピンポイントで工事をすることができるため、無駄な費用と建物の欠損を最小限に抑えることができるというメリットがあります。

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