ICソケットをはんだ付けしてみる
2021年10月31日

赤外線利用の非破壊検査

非破壊検査の方法の一つに赤外線カメラを利用して行う赤外線サーモグラフィ法があります。コンクリート内部の空洞や欠損等を検出することができます。物質は外部から熱エネルギーを受けるとその表面に温度差が生じるので、この表面温度差を赤外線カメラで撮影し温度の異なる点を異常箇所ととらえることで、表面や内部の見えない部分に生じている傷等を見つけることが出来ます。吹付法面の調査や建築物のタイル剥離、コンクリートの充填検査等に利用されています。

この方法は広い面積を一度に即座に測定できるのが特徴です。また、発熱しない対象物の場合は外部から熱を加え(これを励起といいます)、赤外線カメラとフラッシュランプやヒーター等の励起装置を用いて対象物を加熱あるいは冷却し、内部の欠陥の有無を検出する赤外線非破壊検査システムもあります。非接触で短時間に検査でき、複合材料の検査に最適です。このような部品・材料のもっている温度差から内部欠陥や構造等を可視化すことができる非破壊検査のメリットは、複雑な形状の物体でも、超音波などによる場合と比べて非接触であるため簡単に二次元画像で測定できることです。

測定対象に積極的に温度変化を加えて測定するアクティブサーモを利用して炭素繊維強化プラスチックの剥離検出や接合部の不良検出など工業分野での応用範囲が広がります。自然発生的に生じる温度変化を見つける方法より、検出感度がよく、気温変化の影響が少ないといえます。カスタムソケットのことならこちら

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