ICソケットをはんだ付けしてみる
2022年3月21日

検査治具はレベルに関係なく検査を可能にする

モノづくりの中では完成した製品の目視検査や動作確認、寸法検査など色々な検査を経て出荷が行われることになります。これらは流出防止対策で欠かすことができない存在になるわけですが、目視などの検査の場合は人が作業することになるので検査治具が必要になることも少なくありません。1つの部品に穴が開いていて、そこには一定の太さのピンを挿入組付けを行うとなったとき、目視でできることは穴の有無だけであり穴の直径などは目視で行うことはできません。この場合、ピンが付いている検査治具を製作しておいて、そのピンが入るのか否かの確認を行えば良いわけです。

ただ、この方法では穴が大きすぎるなどの検査はできませんので別途検査治具の製作は必要です。また、穴の数が複数となったときなどは目視だけでは見落としてしまう可能性も高くなります。検査するスタッフは、1日中検査を行っているので始業開始頃には目の疲れもなくても数時間経過すると目が疲れて来るなど検査の精度も落ちてしまいます。この場合も検査治具を使えば目視による確認ではないので、新人でも検査を行うことは可能ですし、誰が行っても同じ結果を得ることができるメリットもあります。

なお、穴径の検査においてはピンゲージなどを使う方法もあるので、あえて治具を作る必要がないこともあるのでどのような検査を行うのが一番正確でミスが起きないのか、不良品の流出を阻止する方法を考えることはモノづくりの現場では重要です。

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