ICソケットをはんだ付けしてみる
2021年12月9日

効率的な光通信を可能にするTOSAについて

TOSAはTransmitterOpticalSubAssemblyを省略したもので、光トランシーバや光トランスミッタに使用される効率的な送信モジュールです。受信モジュールであるROSA、ReceiverOpticalSubAssemblyとセットで使われています。TOSAは半導体レーザと駆動ドライバ、光学インターフェースや電気インターフェースが組み込まれたパッケージです。光通信システムでは電気信号から光信号に変換する部分と、光信号から電気信号に変換する部分が存在します。

それぞれをモジュール化したものが光送信モジュールや光受信モジュールと呼ばれます。以前は個別的にこれらの部品を装置に組み込むのが主流でしたが、光トランシーバでは一体化されています。インターネットが普及して信号の送受信を行う部品の低価格化が求められるようになりました。送信用と受信用のモジュールを一体化すれば、装置が小型化されるだけなくコストも抑えることができます。

送信用にはTOSA型の他にもCAN型、同軸型とバラフライ型の4種類が存在します。TOSA型はレンズ付き半導体レーザとファイバ受けを組み合わせたもので、温度調節機能があるタイプとないタイプの2種類があります。このタイプは光ファイバではなく光コネクタのインターフェースを備えています。ファイバを使わなくても、外部から直接的に光コネクタを差し込めば接続が可能になります。

CAN型はIC用TOパッケージを光デバイス用に改良したもので、同軸型はさらにピグテールファイバを接続した同軸形状です。バタフライ型は最も性能と信頼性が優れたタイプで、電極端子がフレームの両側にあり温度調節機能を備えています。

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