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2021年10月31日

赤外線による非破壊検査には技術者認証制度がある

赤外線を利用した非破壊検査を行っている専門の調査会社の中には、技術者認証制度によって認定を受けた技術者が在籍していることが多いです。この赤外線による非破壊検査に関する技術者認証を受けるには、まず最初に資格試験に合格しなければなりませんが、その試験は2012年から春期と秋期の年2回行われています。資格試験を受けるためには、願書を提出する日までの5年の間に試験の実施団体が指定する訓練を実施しなければなりません。赤外線による非破壊検査に関する技術者認証制度は3段階のレベルが定められており、このうち現在はレベル1とレベル2の認証を実施していますが、一番下にあたるレベル1の資格試験を受けるためには40時間分、レベル2では80時間分の訓練を事前に終えておく必要があります。

この受験資格の証明は訓練実施記録と呼ばれる書類を提出することによって行います。資格試験は2段階に分かれています。第一段階は、赤外線による非破壊検査の測定原理の理解度を問う一般試験と、実際に検査を行う際に必要な知識について問う専門試験の2つに分かれており、どちらも得点率が7割に達していれば二次試験の実技へと進むことができます。実技は、実際の検査を再現するような形で行われ、得点率が8割以上で合格となります。

赤外線による非破壊検査に関する技術者認証は、上記の試験に合格するだけでは受けられません。認証を受けるには、合格後に経験を証明できる書類や、近距離視力と色覚が基準を満たしていることを示す書類を添えて、新規認証申請書を提出する必要があります。

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