レボノルゲストレルが販売された経緯

レボノルゲストレルとは、性行為で避妊に失敗した場合、やむを得ず緊急避妊を行うためのアフターピルの主成分です。
ここでは、レボノルゲストレルが販売された経緯について、ご紹介します。
まず、緊急避妊法についてご説明します。
緊急避妊法とは、避妊しなかった、避妊に失敗した、レイプされたなどに引き続いて起こる、危険性の高い妊娠を回避するために利用する最後の避妊法です。

日本では「医師の判断と責任」によって、緊急避妊法として卵巣ホルモンと黄体ホルモンからなる配合剤あるいは銅付加子宮内避妊具が、長年にわたって使用されてきましたが、ようやく緊急避妊薬「ノルレボ錠」が承認されました。
「ノルレボ錠」は、レボノルゲストレルという黄体ホルモン剤を主成分としたもので、従来の方法に比べて副作用が少なく、避妊効果が高いことから世界で広く普及しています。
しかし過去には、昭和49年1月28日に当時の田中角栄内閣総理大臣は、「安全性についてはなお疑問があるので、現段階では経口避妊薬を認める考えはない」と国会の答弁の中で述べていました。

「ノルレボ錠」は理想的には、性交後72時間以内に、できるだけ速やかに服用する必要があります。
やむを得ぬ事情で、72時間を超えてしまった場合にでも、120時間までであれば服用を薦める医師も少なくありません。
もちろん、性交から服用までの時間が長くなると、避妊効果は減弱します。

「ノルレボ錠」の服用後に留意する点は、服用が排卵遅延を招くことがありますので、次回月経までの間に性行為が行なわれると、妊娠阻害率が低下することがあります。
そのような危険を回避するために、「ノルレボ錠」を服用した翌日から、低用量経口避妊薬を服用するように医師から指示される場合もあります。